WORKS&PEOPLE

INTERVIEW

生産管理

金田素乃子

Kaneda Sonoko

内外装生技部 射出成形室
繊維学部 先進繊維工学科卒 2020年入社

30秒台で射出成形を完成させる クオリティとスピードを追求。

入社後のキャリア

2020年4月

入社

2020年5月

内外装生技部 射出成形室へ配属


入社1〜2年目でミニバン乗用車、ノアのドアトリムを担当


現在は海外向けドアトリムの射出整形工程を担当

志望動機

大学で学んでいたことが繊維系ということもあり、インテリア系、特に自動車内装に携わりたいと考えていました。自動車業界は100年に一度の変革期と言われますが、内装がなくなることはなく、むしろ重視されると思ったからです。トヨタ紡織を志望したのは、トヨタ系列の大きな組織でどのような生産が進められているのかに興味があったからです。また福利厚生が整っており、安心して長く働けそうなところにも惹かれました。

01 現在の仕事

設計図をもとにドアトリムの
量産環境を整える業務を担当。

内外装事業部では、ドアトリムや天井などの内装部品とバンパーなどの外装部品を扱っています。そのなかでも私の所属する内外装生技部の主な業務は、ドアの室内部分であるドアトリムの生産準備です。ドアトリムは金型に樹脂を注入する射出成形という方法で生産します。私たちのミッションは、設計部から届く図面から金型を起こし、射出成形機の条件を調整し、量産が問題なく行える環境を整えること。トヨタ紡織では生産サイクルの短縮を目指しており、ドアトリムの射出成形時間を、他社の半分に近い30秒台にすることが求められています。クオリティとスピードのバランスをいかに取るかが課題であり、調整しがいのあるところです。

02 入社して感じた印象

現場・現物を大切にする
フットワークの軽さがある。

生産ラインに不具合があればデータだけで判断せず、現場現物を見て判断することが多いのが、いい意味で驚きでした。海外工場の生産準備を担当する上司が、「明日アメリカに行って見てくるわ」とフットワーク軽く出張する姿もよく見かけます。また新人教育でも、入社1年目は先輩と一緒にさまざまな現場現物を見て仕事を覚えます。不具合への対応方法などさまざまな経験値を積むことができ、悩んだ時も先輩が一緒に考えくれるので安心です。

03 やりがいエピソード

担当した車が市場に出ると
感慨深いものがあります。

設計図をベースに試作から実際のモノづくりを担い、量産化に向けた工場ラインづくりまで携われるのが、生産準備のやりがいだと思います。またこの部署は、自社の工場や品質管理、設計部、さらには外注工場までと、さまざまな関係者とのやりとりが必要です。苦労もありますが、職人気質の皆さんとのコミュニケーションは面白いものですし、何より自分が関わった製品が市場に出たときの感慨はひとしおです。特に入社1・2年目にドアトリムを担当したミニバン型乗用車、ヴォクシーとノアの販売が開始された時の達成感はとても大きかったです。

04 ならではの強み・魅力

海外拠点との仕事や交流が盛んで、
成長をめざしたくなる環境がある。

教育研修をはじめさまざまな研修制度が充実しており、成長できる環境が整っています。特に1年間海外で勉強できる、グローバルトレーニー制度が魅力的だと思います。実際、私の部署にはこの制度を利用して海外拠点から学びに来ているアメリカ人が2人います。また私自身も現在、海外向けドアトリムの射出成形工程も担当しているため英語を使う機会が増えており、この制度を利用しての語学力アップを検討中です。

部署を超えた仲間たちと
アルプス登山でリフレッシュ。

登山シーズンになると、同じく山好きの会社の方々と信州や鈴鹿などの山へと出かけます。部署を横断してのメンバーなので仕事の話ばかりするわけでもなく、とても良いリフレッシュになっています。

実現したい夢・目標

内装が車選びを左右する、
そんな未来を夢見ています。

まずはこの部署で、生産準備の期間をより短くできるようになることが目標です。またドアトリム以外にもシートや座席など幅広く内装に関われるよう、将来的には社内でのキャリアチェンジもめざしていきたいです。クルマが自動運転に近づくにつれ、内装に求められる要素も変わってきています。「内装が素敵だからこれに決めた!」と言われるような名車の業務に関わることが夢です。