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トヨタ紡織未来空間

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自動運転や電動化などにより、クルマの基本性能である「走る」・「曲がる」・「止まる」技術への注目が高まっています。しかし、クルマを使う「人」を中心に考えたとき、最も変わるのは車内での過ごし方であり、その場所となる車室空間です。ここでは、未来の車室空間の姿を描く、車室空間企画部の皆さんに、その将来像を伺います。

車室空間企画部は、2030年をターゲットとした車室空間の企画を行っています。その頃には、少なくとも特区のようなエリアにおいて、完全自動運転が実現しているものと想定しています。ドライバーは運転から解放され行動が自由になり、電動化によりクルマの構造も大きく変わることで、フロアがフラットに近づくなどの変化も予想されます。さらには、「所有からシェア」といわれるように、ライドシェアやカーシェアリングが進むと、「空間のサービス化」というビジネスも生まれます。そうなると、自動で安全に走行できることは当たり前のこととなり、どのように移動するか、移動中に何をするかといった「空間価値」がクルマの主役になると考えています。こうしたクルマの変革と、クルマを取り巻く社会の変化を予測しながら空間を考えていく必要があります。
様々な方向性が考えられますが、QUALITY OF TIME AND SPACE(上質な時空間)を事業のありたい姿として掲げるトヨタ紡織は、私たちの考える未来の車室空間を形にし、それが世の中でどのように受け止められるかを検証しなければなりません。2017年の東京モーターショーにトヨタ紡織が出展した室内モックアップモデル「MOOX(ムークス)」がその一例ですが、ここでは「MOOX」を題材に、私たちが考えていることをご紹介します。

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運転から解放されるため、乗員は車内で好きなように過ごすことが可能。進行方向を向いている必要がなくなり、シートのレイアウトも自由になる。

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従来のリヤシートは、利用頻度が低いため、使わない時は収納できる構造となり、広い空間を実現。

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シーンに合わせて乗る人が好きなレイアウトで過ごすことを可能にした、自由自在なレイアウトを実現できる設計。これまでの開発ノウハウを活かした座りやすいシート設計になっていることに加え、体幹を鍛えるとともに血流を促す立ち姿勢を取ることができます。

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外部からの視線を遮るモードや、情報を映し出すディスプレイに変化する。また、天井全体を振動させるスピーカーからヒーリング効果のある音楽が流れ、さらに香りも提供することで、心と体をリフレッシュさせる効果を狙う。

従来とは大きく印象の異なる車室空間ですが、ここには車室空間メーカーとしてのトヨタ紡織のノウハウが生かされています。例えば、シート形状やアームレスト位置には、自動車用シートで培ったノウハウがベースにあり、ピラーは解放感を引き出す配置・形状になっています。

2030年に向けた開発の方向性

2030年に向けた開発の方向性

従来、トヨタ紡織は部品単位でビジネスを展開してきましたが、「MOOX」で世の中に対し提案したように「モノ」+「サービス」で、音・光・香り・空調などを駆使し、空間としてユーザーにうれしさを提供するサプライヤーを目指します。そのためには「人」をセンシングし、ユーザーがどう感じているのかを把握する技術を取り入れていくことも必要です。そこで収集したデータは、新しいサービスにつながる貴重な情報であるため、車室空間全体を手掛けているトヨタ紡織は、今後の未来を切り開くうえで、非常にアドバンテージを持っていると考えています。

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