Work Style

ダイバーシティ

働き方とキャリアを知る

猿投工場併設託児所「TBっこハウス」

働く女性たちの仕事と家庭の両立

さまざまな価値観を尊重し、多様な働き方の受容に努めるトヨタ紡織。
その中でも対象者の多い「働くお母さん」の本音を探るため、5人の女性にお話を伺いました。

瀧川直美
経営企画本部 渉外広報部
2000年入社

対外向けの事業報告書の制作の主担当を務めるほか、メディア対応も行う。

堀田紀子
内外装事業本部 内外装営業部
2002年入社

航空機や鉄道などに向けた提案を行う営業を経験し、昨年、内外装営業部に異動。

松本奈津樹
内外装事業本部 ドアトリム設計部
2006年入社

間接照明などで、車室空間を光によって演出する光学部品の設計を担当。

夏唯一
シート事業本部 第3シート設計部
2008年入社

入社後、一貫してシートの形状を最終的に決定づけるシートカバーの設計を担う。

安田由紀
日本地域本部 刈谷工場製造部
2009年入社

グローバル推進室において、世界中の工場から寄せられる質問や相談事の窓口を務める。

Q1
今後のキャリアをどう考えていますか?
■瀧川
新聞などのメディアを通じて、会社メッセージを社外に的確に伝える業務を担当しています。補助的な業務ではなく、キャリア形成につながる仕事を任せてもらっているため、やりがいがあります。子育てのため時短勤務で働いていますので限られた時間の中ではありますが、もっと仕事の幅を広げ、キャリアを積んでいきたいです。
■堀田
営業部に所属していますが、育児休職から復帰するときに異動を経験しました。異動して間もないですが、部署が変わったからこそ、今の部署で不足していることに気づくことができています。この経験を活かし、システムの整備を進めながら、聞かれたことにはすぐに答えられる「売上管理のスペシャリスト」を目指しています。
■松本
私の目標は「光学部品のスペシャリスト」です。最近は、車内の天井やドアトリムに、LEDを間接照明として使い、車内の雰囲気を演出する製品が出てきているので、この分野を極めていきたいですね。
■夏
シートカバーの設計を担当していますが、まだ設計から量産までの一連の業務を経験していないため、まずは一連の業務すべてを経験し、習得することが目標です。技術者としてスキルを高め続けていきたいと思います。
■安田
世界中にあるトヨタ紡織の工場の困りごとに対応する部署に所属しています。まだ新設されて間もないですが、世界中のトヨタ紡織グループ社員の皆さんが安心して働けるように、しっかりとサポートしていきたいなと思っています。
Q2
各種制度のメリットと課題は?
■夏
他の会社の時短勤務は、出社時間と退社時間が固定されていると聞きますが、トヨタ紡織は時短勤務でもフレックスタイムが適用されています。この制度には、とても助けられていますね。例えば午後に子どもの予防接種がある日などは、早めに出社して早めに帰宅するなど、プライベートと業務を自分で調整しながら働くことが出来ています。
■松本
確かに、とても便利になりましたよね。以前は、フレックスタイムが導入されていなくて…通勤時間が長いこともあり、苦労することも多かったです。実は、昔部長から、「(育児との両立で)困っていることはない?」と聞いていただいたことがあったんです。そのときその話をしたら、すぐ社内へ働きかけてくれました。部員のプライベートまで心配りをして下さった当時の部長には、とても感謝しています。
■瀧川
在宅勤務も、「働くお母さん」が家でも社会でも活躍するためには、とてもありがたい制度です。今はまだ制度化されていないのですが、私は試験導入の対象として、週に何日か自宅で仕事をしています。もちろん、周囲の方のサポートが必要な部分もありますが、普段は時間に制限があるため周囲にお願いしていたことも、在宅勤務を行うことで、自分で責任を持ってやり切ることが出来るようになりました。 また、通勤時間がない上、お昼休みに少しでも家事を行うことが出来るので、時間を効率的に使えています。育児との両立にはとても良い制度だと感じています。
■堀田
私は、会社に隣接する託児所(TBっこハウス)を利用しています。子どもを、日中も自分の近くに預けられ、とても安心して業務に取り組めています。そのお陰もあって、出産後1年での復職を決意できました。 また、トヨタグループのカレンダー(祝日出勤※但し、GW、お盆、お正月は9~10連休)に合わせて預かってもらえることも、とてもありがたいです。最近では、保育士さんも増え、より預けやすくなりました。
■安田
私は、夫の海外赴任についていくために一度退職しています。 トヨタ紡織には「スキルカムバック制度」があり、この制度を利用し復職しました。復職のためにいくつか条件はありますが、実際制度を利用して復職し、社内で活躍している方は、私以外にもいらっしゃいます。ブランクはありましたが、慣れ親しんだ会社に戻ってこられてよかったと思っています。
Q3
職場やご家族の理解・サポートは?
■松本
2018年には子どもが小学3年生になり、フルタイム勤務に戻ります。今後はより一層、夫婦間の協力が必要になるなと感じています。我が家の場合、子どもの朝の送りを夫に任せ、私が早く出社し夕方にはお迎えに行くように分担しようかなと考えています。
■安田
ずいぶん制度が整ってきていて周囲の理解も高まっていますが、どうしても制度だけではカバーできない部分も出てきますよね。やはり、家族や周囲のサポートも重要だと思います。
■夏
私は、両親が中国にいるので、何でも夫婦二人でやっていかなければなりません。お休みを取るタイミングや、保育園の送り迎えなど、夫と都度相談しながら乗り越えています。突然子どもが熱を出すなどで出勤できないときもありますが、上司からは「(業務のことは)心配いらないよ」と。子育てに対して、周囲の理解がある職場で働けていることがとてもありがたいですね。
■瀧川
広報は、部署の半数程度が女性です。そのうち3人が時短勤務で、1人が育児休職中。時間に制限のある部員が多い部署だと思いますが、部長も直属の上司も女性なので、育児への理解・サポートの面では感謝しかありません。だからと言って「時短勤務だから仕事は任せない」というスタンスではなく、やりたいと手を挙げたことには積極的にチャレンジさせてもらえるので、常にやりがいを感じながら働くことができています。
■堀田
トヨタ紡織には、有給休暇の他に、子どものために使える有休が、年5日、半日単位で取得できる制度があり、とても助かっています。夫も、子どもが生まれたときに、会社の同僚からいろいろとアドバイスをもらったようで、「困ったことがあったら言ってね」と言ってくれるので、助かっています。夫婦間の協力は、育児と仕事の両立の上でとても大切だと感じています。

多様な個性を活かすマネジメント

篠澤卓也
技術開発領域 デザイン部

世界中からスタッフが集う欧州拠点において、「分かりあえないことが当たり前」という環境の中、リスペクトし合うことで信頼関係が生まれることを確信したという。

育児や介護などの事情を抱えながら、時短勤務で働く人の能力を最大限に引き出すには、その人の意思を尊重することが何よりも大切だと考えています。例えば、家事と仕事を割り切って考えている人もいれば、限られた時間の中でも責任ある仕事を任されたい人もいます。また、「家事を重視します」と言っていた人が、「もう少しやりがいがほしい」というように、気持ちが変化することもあります。面談や日頃のコミュニケーションを通じて、本人がどう感じているのかを、上司が把握しておくことが大切です。
トヨタ紡織は、育児休職を取得する男性社員が多いことも特徴です。デザイン部も、私を含め4名が取得しています。ほとんどが3ヶ月程度ですが、いずれも重要なプロジェクトを抱えている人で、復帰後は評価も下がらず、元のポジションで活躍しています。また、最近私にとっても嬉しかった出来事がありました。時短勤務中の女性がリーダーを務めるプロジェクトが無事に成功したことです。限られた時間を有効に使い、やりきってくれたことがとても嬉しかったです。
昨今は、ワークライフバランスを重視する人も増えており、そうした意思を尊重する一方で、世界中の企業と戦っていかないといけないという現実もあります。メンバーのやる気を引き出すためにも、部下一人ひとりのバックグラウンドを尊重し、敬意をもって、それぞれの個性が光るよう、マネジメントを追求していきたいと思います。

育児休暇制度・短時間勤務制度 利用者数推移
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