猿投工場併設託児所「TBっこハウス」
さまざまな価値観を尊重し、多様な働き方の受容に努めるトヨタ紡織。
その中でも対象者の多い「働くお母さん」の本音を探るため、5人の女性にお話を伺いました。
対外向けの事業報告書の制作の主担当を務めるほか、メディア対応も行う。
航空機や鉄道などに向けた提案を行う営業を経験し、昨年、内外装営業部に異動。
間接照明などで、車室空間を光によって演出する光学部品の設計を担当。
入社後、一貫してシートの形状を最終的に決定づけるシートカバーの設計を担う。
グローバル推進室において、世界中の工場から寄せられる質問や相談事の窓口を務める。
篠澤卓也
技術開発領域 デザイン部
育児や介護などの事情を抱えながら、時短勤務で働く人の能力を最大限に引き出すには、その人の意思を尊重することが何よりも大切だと考えています。例えば、家事と仕事を割り切って考えている人もいれば、限られた時間の中でも責任ある仕事を任されたい人もいます。また、「家事を重視します」と言っていた人が、「もう少しやりがいがほしい」というように、気持ちが変化することもあります。面談や日頃のコミュニケーションを通じて、本人がどう感じているのかを、上司が把握しておくことが大切です。
トヨタ紡織は、育児休職を取得する男性社員が多いことも特徴です。デザイン部も、私を含め4名が取得しています。ほとんどが3ヶ月程度ですが、いずれも重要なプロジェクトを抱えている人で、復帰後は評価も下がらず、元のポジションで活躍しています。また、最近私にとっても嬉しかった出来事がありました。時短勤務中の女性がリーダーを務めるプロジェクトが無事に成功したことです。限られた時間を有効に使い、やりきってくれたことがとても嬉しかったです。
昨今は、ワークライフバランスを重視する人も増えており、そうした意思を尊重する一方で、世界中の企業と戦っていかないといけないという現実もあります。メンバーのやる気を引き出すためにも、部下一人ひとりのバックグラウンドを尊重し、敬意をもって、それぞれの個性が光るよう、マネジメントを追求していきたいと思います。
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